仕事を抱え込む人へ|「自分がやった方が早い」をやめられない私の対処法

仕事を抱えこむ人が「自分でやった方が早い」と考えてしまうイメージ

仕事を抱えこむことに疲れていませんか?

「忙しそうだらか、私がやっておこう」
「誰も動かないから、私がやった方が早い」
「頼まれたら、断れない」

私も、仕事を抱え込むタイプです。

しかも、頼まれた仕事を断れないだけではありません。

周りを見て、

「大変そうだな」
「このままだと困るだろうな」
「誰かが動かないと進まないな」

と気づくと、頼まれていなくても自分から動いてしまいます。

その結果、周りの仕事は進む。

でも、自分の仕事は後回し。

夕方になってから事務仕事に手をつけ、結局残業になる。

「もっと上手に線引きすればいい」

そう思っても、それが簡単にできないのが私です。

だから最近は、何でも断れる人になろうとするのではなく、

仕事を抱え込んでしまう自分を認めたうえで、全部を背負わない方法

を考えるようになりました。

目次

私は福祉の仕事をしています。

いろいろな職種と連携していると、周りの状況がどうしても目に入ります。

介護職が忙しそうにしている。

退所する利用者さんの荷物をまとめなければならない。

そんな場面を見ると、

「大変そうだから、私がやっておこう」

と動いてしまいます。

家族へ連絡を苦手としている人がいれば、代わりに電話する。

看護職が忙しいと聞けば、

「通院、代わりに私が行きましょうか?」

と自分から声をかける。

頼まれたわけではなくても、困っていることが見えてしまうと放っておけないのです。

利用者さんの靴が合っていなことに気づいたこともありました。

このままでは本人が困る。転倒の危険もある。

介護職員も困る。

そう思った私は、家族へ連絡して許可をとり、業者にも連絡して対応しました。

もちろん必要な対応です。

でも、あとから考えると、

最初から最後まで、全部私がやる必要があったのだろうか。

とも思います。

担当する人に伝える。

必要なところだけ手伝う。

最初の連絡だけして、その後はお願いする。

そんな方法もあったはずです。

でも私は、

「説明するより、自分でやった方が早い」

と思ってしまう。

その場は早く解決します。

でも、それを繰り返していると、自分の仕事がどんどん増えていきます。

さらに仕事を抱え込んでしまうのが、誰が対応するのか曖昧なときです。

看護や介護から相談が入る。

でも、話がなかなか進まない。

利用者さんや家族が困ることは分かっている。

そんな状態を見ると、

「じゃあ、私が動こう」

となります。

家族へ連絡する。

関係機関へ連絡する。

必要な人の間に入って調整する。

物事がうまく回るように、空いているところを自分で埋めてしまいます。

一つひとつは、それほど大きな仕事ではありません。

でも、それが一日に何個も積み重なれば、自分の時間はどんどんなくなっていきます。

こうして一つひとつ引き受けているうちに、気づけ
ばまた仕事を抱えこむ状態になっていました。

周囲から相談される。

対応する。

電話をする。

調整する。

また別の相談が入る。

そうしているうちに夕方になり、

「自分の仕事がほとんど進んでいない」

と気づくことがあります。

そこから自分の事務仕事を始める。

結局、残業になる。

人の仕事を助けているのに、自分だけ仕事が終わらない。

私は、そんな働き方を繰り返してきました。

仕事を抱え込んで自分の仕事が後回しになる女性

周りの仕事を拾っているうちに、自分の仕事が後回しになっていました。

一方で、周りを見ると仕事の線引きが上手な人もいます。

「これは自分がやる」
「これはやらない」

を分けている。

必要なところはきちんと押さえる。

でも、自分がやる必要のないことまで全部は引き受けない。

そして、時間通りに仕事を終わらせる。

ある意味、とても要領がいいのだと思います。

私はそういう働き方を見て、

「私も、もっと割り切れたら楽なのに」

と思うことがあります。

でも、私にはなかなかできません。

そして最近、もう一つ考えるようになりました。

私が仕事を抱えこむのは、本当に「相手を助けたいから」だけなのだろうか。

心の奥に、

「いい人だと思われたい」

「断って嫌われたくない」

「冷たい人だと思われたくない」

という気持ちはないだろうか。

もちろん、全部がそうだとは思いません。

困っている人を助けたい気持ちも本当です。

利用者さんが困ると分かれば、動きたいと思う。

でも、

「助けたいからやる」のと、「嫌われたくないからやる」のは、似ているようで違う。

ここを自分の中で分けて考えることは、大事なのではないかと思うようになりました。

もし、

「断ったらどう思われるだろう」

「やってあげなかったら、冷たいと思われるかも」

という気持ちが、仕事を引き受ける理由になっているなら、そこは少し手放してもいい。

全員から「いい人」と思われるために仕事をする必要はありません。

私も、今の職場が2年目なので、特にその気持ちが強かったのではないかと思っています。

「相手からどう思われるか」ではなく、「本当に私がやる必要があるか」

を考えてみる。

すると、

「これは担当者にお願いしていい」

「ここまでは手伝う。でも、この先はお願いする」

という境界線が、少し引きやすくなります。

それでも私は、困っている人に気づけば動くと思います。

利用者さんが困っていることが分かっている。

現場の職員が困ることも見えている。

誰も動かなければ進まないことも分かっている。

そこまで見えているのに、

「私の仕事ではないから」

と完全に切り離すのは、私には難しい。

だったら、無理に違うタイプの人にならなくてもいい。

困っていることに気づくと動いてしまうのも、自分。

まずはそこから認める。

ただし、

「だから全部やる」とはしない。

ここが、私に必要な境界線なのだと思います。

仕事を抱え込む癖をいきなりなくすのは、私には
難しいと感じています。

私にとって現実的なのは、

「やる・やらない」

の二択ではありません。

「どこまでやるか」を決めることです。

以前なら問題に気づいたら、最初から最後まで自分で対応していました。

でも、

「問題に気づいたことを担当者に伝えるところまで」

「必要な情報を整理するところまで」

「最初の連絡だけする」

でもいい。

そのあとの行動は、相手に委ねる。

私はこれを、

0か100ではなく、

私は30までやる。でも、残りの70までは背負わない。

そんな考え方なら、人を放っておくことにもならないし、自分一人ですべてを抱えることにもなりません。

私の場合、問題に気づいてから動くまでが早すぎる。

「困っている」

「じゃあ、私がやろう」

これです。

だから最近は、その間に一つだけ質問を自分にしたいと思っています。

「私が全部やらなくても、解決する方法はないか」

誰かにつなげればいいかもしれない。

一部だけ手伝えばいいかもしれない。

今日ではなく、明日でもいいかもしれない。

そして、もう一つ。

「私は本当に助けたいからやる?それとも、嫌われたくないからやる?」

ここまで考えてから動く。

ほんの少しでも、この「間」があるだけで、何でも自分で抱えこむことを減らせるのではないかと思っています。

「仕事を抱え込まないためには、断る勇気を持ちましょう」

よく言われることです。

もちろん、それができれば仕事は減ると思います。

でも、私は「何でも割り切れる人になる」という方法は合いませんでした。

困っている人に気づいてしまう。

放っておけない。

それは仕事を抱えこむ原因でもありますが、私が仕事をする上で大切にしてきた部分でもあります。

だから、全部なくす必要はないと思っています。

目指したいのは、

人を助けなくなることではなく、人を助けながら自分まで潰れないこと。

気づける自分はそのままでいい。

でも、相手にどう思われるかまで背負わない。

そして、全部を自分でやらない。

仕事を抱え込んでしまう背景には、「自分がやらなきゃ」という責任感の強さもあるのかもしれません。

「責任感が強い人ほど、自分を後回しにしてしまう」と感じている人は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。

👉「責任感が強い人ほど、自分を後回しにしてしまう」

仕事を抱え込んで疲れてしまう人にとって、「もっと断らなきゃ」だけではない方法があってもいい。

私自身、そんな働き方を少しずつ練習しているところです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

フラを通して、心と体を整えることをテーマに発信しています。
忙しさや悩みの中で自分を追い込み、体調を崩した経験から、無理をしないこと、自分に優しく生きる大切さを学んできました。フラを「心を整えてくれる場所」として大切にしながら、日常の気づきや実体験を綴っています。

コメント

コメントする

目次