職場で、なぜかいつも忙しい人に仕事が集まる。
自分のペースで物事を進めたい人に、振り回される。
そんな経験はありませんか?
介護現場では、相談員・看護師・介護士・栄養士・医師、さまざまな職種が連携して
利用者さんを支えます。
本来は協力しあう関係です。
でも、ときに「自分の都合」を優先し、他人を動かそうとする人がいます。
今回は、実際の出来事から、職場で人をコントロールしようとする人の特徴と、
忙しい人にしわ寄せがいく理由いついて考えてみます。
職場で人をコントロールしようとする人の特徴
職場で人をコントロールしようとする人には、いくつか共通点があります。
本人にはその自覚がないことも多く、
「仕事熱心なだけ」
「きちんとしているだけ」
「責任感が強いだけ」
そのように見える場合もあります。
ですが実際には、相手の都合や状況よりも、自分が安心できる形に周囲を動かそう
とする傾向があります。
その結果、
- 忙しい人に仕事が集まる
- 断りにくい人が背負う
- 現場の空気が張りつめる
といったことが起こります。
一見すると「仕事ができる人」に見えても、周囲は静かに疲れていくことが
あります。
どのような特徴があるのでしょうか。
自分の不安を早く解消したい
問題が起きたとき、
- 今すぐ決めたい
- 今すぐ片付けたい
- 自分の勤務時間内で終わらせたい
こうした思いが強い人は、周囲を急がせやすくなります。
自分で責任を取りたくない
本来、自分で判断できることでも、
- 誰かに確認したい
- 誰かに決めてもらいたい
- 責任だけは負いたくない
その結果、他人を巻き込みます。
相手の忙しさが見えなくなる
自分の不安や都合で頭がいっぱいになると、相手が何を抱えているか
見えなくなります。
そのため、
「今それを頼むべきか」
「相手に余裕があるのか」
という視点が抜けやすくなります。
臨機応変な対応が苦手
職場では、本来その日の状況や相手の状態に合わせて判断する場面が多くあります。
しかし、人をコントロールしようとする人は、変化に不安を感じやすい。
- 前例どおりに進めたがる
- 自分のやり方にこだわる
- 例外対応を嫌がる
- 柔軟な相談より、早く結論を出したがる
このような傾向があります。
決まった形で進められれば安心できましが、周囲はそのしわ寄せを受けやすくなります。
介護現場で実際にあった出来事
ある利用者さんが、自宅で転倒して入院し、退院後に介護が必要となりました。
老人ホームが見つかるまでの約3週間、施設で生活されることになりました。
病院からは、
「4日排便がなければ、追加液体下剤を使用していた。」
という指示で薬が出ていました。
その日が4日目。
私は、まず液体下剤を使用し、効果がなければ次を検討すればよいと
考えていました。
すると、ある看護師から電話がありました。
「今日、4日目で液体下剤を飲むけど、浣腸はどうするの?」
その日は、ふたつの業務を同時進行で進めていて、バタバタしている日でした。
しかし、何度も電話が入ったので看護師からの相談を優先、仕事を中断し、
浣腸を買いに行くことにしました。
本当に問題だったのは浣腸そのものではなかった
あとから冷静に考えると、問題は処置内容ではありませんでした。
その看護師には、
- 4日出なければ浣腸をする、という自分のやり方がある。
- 一時的にいる利用者さんなので、自分で判断したくない。
- 定時で帰るまでに予定を決めておきたい。
そんな事情があったのだと思います。
つまり、
自分の不安や都合を解消するために、他人を動かしていた。
そこに違和感がありました。
忙しい人にしわ寄せがいく理由
職場では、動ける人・責任感がある人・断らない人に仕事が集まりやすいです。
すると、
- 頼みやすい人が損をする
- 声の大きい人のペースになる
- 真面目な人ほど疲弊する
こうした状態が起こります。
私も、同じようなことが1週間の中で2回続き、少しイライラしました。
浣腸のことではなく、
また自分が相手の都合で動かされている。
その感覚に疲れていたのだと思います。
人に振り回されて気持ちが乱れるときの整え方は、こちらでも書いています。
朝のイライラを引きずらない方法
職場で人をコントロールしようとする人への対処法
職場で人をコントロールしようとする人と関わると、こちらまで気持ちが
急がされてしまいます。
「早く対応しなければ」
「私が動かないと空気が悪くなる」
「断ったら面倒になるかもしれない」
そんなふうに、相手のペースに巻き込まれてしまうこともあります。
特に、責任感が強い人や真面目な人ほど、無意識にその役割を引き受けやすいです。
でも、本来は相手の不安や都合まで、こちらが背負う必要はありません。
大切なのは、相手を変えようとすることではなく、自分の軸を持ちながら
対応することです。
すぐに反応しない。
必要以上に抱え込まない。
冷静に優先順位を見直す。
それだけでも、心の負担はかなり変わってきます。
では、具体的な対処法を紹介します。
すぐに反応しすぎない
急かされると、こちらも気持ちが焦ってしまいます。
「今すぐやらなければ」
「早く返事しないとまずい」
そんな空気に飲まれてしまうことがあります。
でも、相手が急いでいることと、こちらが今すぐ動くべきことは別です。
- 今すぐ必要な対応なのか
- 他に優先すべき仕事はないか
- 本当に自分が対応する内容なのか
一呼吸おいて確認すると、流されにくくなります。
焦って動く前に立ち止まることも、仕事の大切な判断力です。
心も削られることも減りますね。
相手の不安まで背負わない
急かしてくる人の背景には、不安が隠れていることがあります。
- 早く終わらせたい
- 責任を持ちたくない
- 問題が起きる前に片付けたい
相手が抱える不安を解消するために、周囲を急がせている場合もあります。
でも、その不安までこちらが全部引き受ける必要はありません。
「私が動けば丸く収まる」
「ここは私がやった方が早い」
真面目な人ほど背負いがちです。
けれど、それを続けると、自分だけが疲れてしまいます。そのループから抜け出せなくな
ります。
相手の課題と、自分の課題を分けて考えることは大切です。
境界線を持つ
職場で穏やかに働くためには、境界線を持つことも必要です。
境界線とは、冷たくすることではなく、自分の役割と相手の役割を分けることです。
例えば、
- 今、別の件を対応中です
- ことあと、確認します
- 一旦整理してから対応します
- 時間をください
このように、落ち着いて伝えるだけでも違います。
相手の勢いに押されて、なんでも引き受ける必要はありません。
自分の仕事の流れや優先順位を守ることは、自己中ではなくしっかりとした働き方です。
自分の軸を整える感覚については、フラを通しても感じています。
フラで自分の軸を取り戻すシリーズ
まとめ|職場で自分の軸を守る
職場では、声の大きい人や急かす人のペースで進みやすいものです。
でも、忙しい人が黙って背負い続けると、心も体も疲れてしまいます。
相手の不安に巻き込まれすぎず、
自分の仕事の優先順位を守ることも、大切な仕事のひとつです。
真面目な人ほど、少し立ち止まっていい。
自分の軸を守りながら、働いていきたいと思います。


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