親との関係がしんどい。
そう感じることはありませんか。
親だから大切にしたい。心配してくれていることも
分かっている。それでも、親からの言葉や連絡に
疲れてしまうことがあります。
私自身も、親との関係に悩み、LINEを開くことさえ
しんどく感じた時期がありました。
そんな私が少しずつ楽になれたのが、「境界線を
持つ」という考え方でした。
そう考えるようになったきっかけには、親との間で
繰り返してきた、いくつかの出来事があります。
親との関係がしんどいと感じた出来事
「そういうことじゃない」と感じる出来事が、
何度も繰り返されました。
一つひとつは、小さなことだったのかもしれません。
でも、それが積み重なるうちに、少しずつ心が疲れて
いきました。
一時期は、親からLINEが来るたびに胸がぎゅっと締めつけられるような感覚になり、LINEを開くことすらしんどく感じていました。
既読をつけず、何日かそのままにしてしまうこともありました。
でも、そうするとさらにLINEが来ます。
「返信しないのは失礼」
「返信するのが礼儀。」
「相手の気持ちも考えなさい。」
またLINEを開くのが嫌になる。
そんなことを繰り返していた時期もありました。
親との関係は、なぜこんなにしんどくなるのか

そのときの私は、何がこんなにしんどいのか、うまく言葉にできませんでした。
親が嫌いだから?
連絡が嫌だから?
そういう単純なことではありませんでした。
あとから振り返ってみると、そこには共通する感覚
がありました。
自分の中に入ってきてほしくないものまで、入って
きている感覚。
直接何かを言われなくても、目につくところにメッセージになるような新聞の切り抜きが置かれる。
考えさせるような形で、何かを渡される。
そのたびに、自分の内側に土足で踏み込まれるような感覚がありました。
親だからこそ、「嫌だ」と言いにくい。
だから、我慢して受け取ってしまう。
それも、親との関係がしんどくなっていた理由の
ひとつだったのだと
「そういうことじゃない」と思った理由
親はきっと、家族を大切にしたい気持ちや、良い関係でいたいという思いはあったのだと思います。
でも私が見ていたのは、言葉や形だけではありません
でした。
これまでの積み重ねです。
どれだけきれいな言葉があっても。
どれだけ「家族は大切」と伝えられても。
そこにある現実が変わらなければ、心は簡単には
動きません。
だから私は、
「そういうことじゃない」
と感じました。
親の気持ちを否定したいわけではありません。
ただ、親が感じていることと、私が感じていること
は同じではない。
その違いまで無理に埋めなくてもいいのではない
か。
少しずつ、そう考えるようになりました。
親との関係に「境界線」を持つということ

「親だから」
「家族だから」
どこまで受け止めるべきなのか、私はずっとわからないままでした。
でも本当は、
自分が心地よくないものまで、すべて受け入れる
必要はありません。
親から何か言われても、
聞くことと、従うことは別。
何かを渡されても、
受け取ることと、その考えを自分のものにすること
は別。
親の気持ちは
自分がどう考え、どう行動するかは自分で
いい。
親だから、家族だからではなく、自分が受け取り
たくないものには線を引く。
それでいいと少しずつ思えるようになりました。
それが、私にとっての「境界線」です。
境界線は、親を拒絶するためのものではありませ
ん。
自分の心を守るためのものです。
境界線を持って変わったこと
境界線を意識するようになってから、少しずつ変わり
ました。
すぐに反応しなくなったこと。
相手の言動を、少し距離を置いて見られるようになったこと。
そして何より、以前より心が静かになりました。
親からのLINEへの向き合い方も変わりました。
以前は、内容一つひとつに反応してしまい、ショックを受けたり、イライラしたりしていました。
でも今は、必要以上に考え込まないようにしています。
LINEが来たら、
「ありがとう」
「そうだね」
と短く返すこともあります。
短く返すのは、親の意見に同意したという意味で
はありません。
返事をすることと、相手の考えに従うことも別
です。
内容に深く入り込みすぎす、心を持っていかれないようにする。
それも、自分の境界線を守る方法のひとつになり
ました。
親からの指示やアドバイスに疲れるとき
親との関係では、「あなたのため」という形で
指示やアドバイスを受けることもあります。
もちろん、本当に心配して言ってくれていることも
あると思います。
でも、それを全部受け止めようとすると、自分で
決める余白がなくなってしまうことがあります。
私は、
相手の意見は聞く。でも、最後は自分で決める。
と考えるようになりました。
親に限らず、人からの指示やアドバイスを受け取りすぎると、自分で決めることにも疲れてしまいます。
私が「どこまで相手の言葉を受け取るか」を考え
るようになった経緯は「指示やアドバイスに疲れる理由」人に振り回されない境界線の持ち方」にも書いて
います。
👉「人からの指示やアドバイスに疲れる理由|
人に振り回されない境界線の持ち方」
親との関係に悩んでいる人へ
親との関係は、簡単に割り切れるものではありま
せん。
「親なんだから」
「家族なんだから」
そう思うほど、しんどくても距離を取れなくなる
ことがあります。
でも、無理に理解しようとしなくていい。
無理にすべてを受け止めなくてもいい。
まずは、
「私はどう感じている?」
と、自分に聞いてみる。
心地よいのか。
苦しいのか。
本当は距離を取りたいのか。
親がどう思うかより先に、自分の気持ちを確認す
る。
そこから始めてもいいのだと思います。
まとめ|親との関係がしんどいときは、自分を守る境界線を持つ
親との関係がしんどいと感じたとき、私に必要だったのは「我慢」ではありませんでした。
境界線を持つことでした。
すべてを受け入れるのではなく、自分を守るために
少し距離を取る。
相手の言葉を聞いても、最後は自分で決める。
親の気持ちと、自分の気持ちを分けて考える。
それは親を大切にしないということではなく、
自分自身も大切にするということだと思っています。
境界線を持つようになってから、少しずつ自分の中
静けさが戻ってきました。
誰かに振り回されるのではなく、自分の内側に戻る。
親との関係がしんどくとき、私はこれからも、自分の
心を守るための境界線を大切にしていきたいと思い
ます。

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